30代の頃、映像系の仕事をしていたことがありました。
その頃の話なのですが、ラブホテルなどで女性のイメージムービーを撮影する仕事をしていました。
キレイ目のラブホテルに女性と2人で入って、その女性のプロモーションムービーの素材を撮影するのですが、、、 いやいや、役得な事は一度も有りませんでしたけどね~(TーT)
オイラは撮影だけして、その素材を編集にまわすとBGMを入れたりして立派なプロモーションムービーが完成するってわけです。
その日も撮影対象の女性と2人で都内の某ラブホテルに入り、キレイな衣装に着替えた女性を小一時間ほど撮影しまして、スタジオに戻り編集に素材を渡して、「本日の仕事終わりっ! さて今日はどこに飲みに行こうかな~」な~んて思っていると、、、
「ホンヤマさん」 と編集が声をかけて来ました。
「どうしたの?」
「あの、 撮影しているときに誰かいました?」
「いや、いないよ」
「え、 あぁそうですか、、」
「どうしたの?」
「、、、あの、ちょっとコレ聞いてもらえます。」
と、ヘッドホンを渡されたんです。
っていうか、どうせBGMかぶせちゃうし、女性の声は使わないので、音が入っていたところで問題無いんだよな~ なんて思っていたオイラの耳に、、、
「…ぁぁぉ…」
何て言っているのかはわからないのですが、確かに囁くような人の声が!
「なにこれ!? いやいや誰もいなかったよ!間違いなく!女の子と2人だもん!」
「ですよね。。。で、この声よく聞くと、マイクのすぐそばでしゃべってませんか?。。。」
「えっ!?」
もう一回聞いてみました。 確かに!マイクのそばで囁いています!
ビデオカメラのマイクってカメラ自体についているので、、、ってことは、カメラを持つオイラのすぐそばで囁いていたって事!?
ゾォーーーーッ!としましたよぉ~!(◎_◎;)
雑音かと思って何度か聞いたのですが、やっぱり人の声なんですよ!何度聞いても。。。
何度聞いても、なんて言ってるかは結局解りませんでした。
まぁ、解ったら解ったで恐いっすけど、、、((+_+))
それ以来、そのラブホテルを利用することは止めました。